いざ、ドライバーになりたいとか運転手をやろうと思っても、普通免許で全てOKというわけではありません。
当然ながら、免許には種類があって、それぞれ乗ることのできる車両は変わってきます。
大型トラック、小型トラック、高速バス、タクシーなどあげればキリがないくらいに種類があります。
そのため、まずは免許の種類を知っておきましょう!
1点、最初に覚えておくことは昔は普通免許、大型免許でしたが、平成19年6月1日に道路交通法が改正されてこの他に中型免許が新設されました。
それぞれの特徴は以下の通りです。
・普通免許
重量が5トン未満であり、積載量が3トン未満、定員が10人以下の車に乗ることができます。
・中型免許
重量が5〜11トンであり、積載量が3〜6.5トン、定員は11〜29人の車に乗ることができます。
・大型免許
重量が11トン以上であり、積載量が6.5トン以上、定員は30人以上の車に乗ることができます。
ちなみに、道路交通法改正前に普通免許を取得していた場合、「重量が8トン未満であり、積載量5トン未満、定員は10人以下の車に乗ることができる」と範囲が決められています。
積載量が4トンのトラックを運転することができるということです。
しかし、平成19年6月1日以降に普通免許をしゅとくした人の場合は、さらに中型免許も取得しなくてはいけません。
タクシーやバスなど、乗客を乗せてお金をもらうという場合は、車の大きさによって大型第2種免許、中型第2種免許、普通第2種免許が必要になります。
そして、気になるのは免許取得するのにかかる費用です。
平成19年6月1日以前に普通免許を取った人と、それ以降に免許を取った人では費用が変わるので、目安にしてみてください。
・中型免許を取得する費用
平成19年6月1日以前に普通免許を取得している人は、すでに4トンまで乗ることができるので、費用が安く、7万円〜12万円程度です。
一方で、平成19年6月1日以降に普通免許を取得している人は、17万円〜25万円程度となり、費用負担は少々多いと言えます。
・大型免許をしゅとくする費用
平成19年6月1日以前に普通免許を取得してる人は、20万円〜30万円程度です。
一方で、平成19年6月1日以降に普通免許を取得している人は、35万円〜45万円程度です。
その他にも、けん引免許や大型特殊免許という免許も存在していて、それぞれ8万円〜12万円程度で取得できます。
仕事によって必要になってくる免許の種類は違います。
ただ、費用負担が大きいので、払えないという人の場合、ローンを組むこともできますし、会社に所属しているのであれば会社が費用を全額負担してくれるケースも多いです。
免許を取得してから転職をしようと考えている人は、むやみに免許を取得するのではなく、次に働きたいのはどのような業界なのかをしっかりと検討した上で、免許の種類を決めましょう。
安いものではないので、無駄にならないようにしてくださいね。