タクシーと言えば、黄色や緑色、オレンジ色などのカラフルな色合いの車を想像する方が多いと思いますが、最近、街でよく見かける「黒いタクシー」、通称「黒タク」。
こちらは、カラフルな色合いのタクシーと少し違い、高級感があり、ハイヤーに用いられたりするタクシーです。
「黒タク」は、高級感があり、お客様にも選ばれる確率の高い人気のタクシーなので、タクシードライバーの間でも人気が集中する車輌です。
日本交通のホームページによると、ハイヤーをファーストクラス、一般のタクシーをスタンダードクラスに例えれば、『黒タク』はまさにビジネスクラス。
通常のタクシーよりもワンランク上のサービスをご提供しています。通常タクシーと同一料金でご利用いただけます、とあります。
そんな人気のある「黒タク」のタクシードライバーになるには色々と条件があるので、誰でも簡単に乗れるわけではありません。
そもそも、「黒タク」ができた始まりは、「安心して乗務できる環境・接客接遇面でのサービスがよい環境・事故もなく安全な環境」このようなタクシーのサービスがほしい!という要望から、このタクシーが誕生しました。
このようなサービスを提供するには、未経験者がいきなりできるものではなく、経験をしっかり積んだタクシードライバーでなければなりません。
各無線で細かい条件は違ってきますが、共通している点の多くは『上級乗務員資格』を取得することです。
黒タクのドライバーを目指す人のための講習があり、
心得やマニュアルなどの説明、黒タクのサービスにとって必要不可欠な接客接遇やドアサービス等のテクニックを実際にやってみる研修があります。
さらに、『数年間無事故無違反であること』が絶対条件で、
年齢にも若干条件があり、65歳以下という基本的な制限があります。
また、某無線会社は、同じ営業地区でタクシー乗務を2年以上経験しなくてはいけないという条件があります。
このように、条件に縛りがあることが多いのですぐには黒タクドライバーになるのは難しいでしょう。
そんな黒タクドライバーは、一般車輌のタクシードライバーに比べてお客様にも選んでもらえかなり稼ぎが変わるので、タクシー会社に入社したら、まずそこを目標に頑張るタクシードライバーがたくさんいます。
黒タクのドライバーは、タクシードライバーの目標なので、それを目指してコツコツと経験を積んでいくことが大切です。