昨今、自動車メーカー各社が自動運転機能の付いた車を開発していることが、話題となりました。
現在、車間距離をセンサーで感知しながら自動的に走行してくれる機能は、一般車にも浸透してきています。
それと同時に、自動運転タクシーも実現が近いとされているのです。
アメリカのマサチューセッツ工科大学から2013年に分離・独立したベンチャー企業「ヌートノミー」が、2016年8月から、シンガポールの陸上交通庁と提携えをし、「自律型オンデマンド輸送サービス」の試験サービスを開始しました。
現在、利用者はあらかじめ選ばれたものに限られており、車両も無人ではなく、エンジニアが同乗するというものになっています。
試験的とはいえ、自動運転タクシーサービスの実現は世界初の快挙となります。
ヌートノミーは、2018年の自動運転タクシーの実現化を目指すと同時に、米・ミシガン州や英国でも、自動福祉車両の試験走行が始まっているのです。
日本でも東京オリンピックまでには実証実験が開始されると言われております。
日本国内では、全国ハイヤー・タクシー連合会とトヨタ自動車が、「未来の日本のタクシー」として自動運転タクシーの開発・導入に取り組んでいます。
車体には妊婦や障碍者、高齢者にも優しいユニバーサルデザインが使われており、利便性が高く多言語にも対応できるのです。
東京オリンピックが開催される2020年を目途に、自動運転タクシーの導入に向けた実証実験を開始する予定となっております。