タクシー転職大学では各項目の授業を質疑応答形式で行った内容を記事として公開しています。転職の参考にしてください！

■面接時の服装、持ち物

ー面接時の服装は？

村木教授ービジネスカジュアルであればOKです。

ースーツを持っていない場合は？

村木教授ースーツを持っていない方は事前に相談して頂ければ問題ないですが、いきなりジャージとかで面接にくるとなると、ちょっと面接するのに相応しくないのではないかと思います。

ー持ち物は何が必要でしょうか？

村木教授ー顔写真付きの履歴書、免許証、そしてやる気ですね！

■履歴書のチェックするポイント

ー履歴書の内容はどの点をチェックしますか？

村木教授ー職歴の部分で退職から次の転職先に付くまでの期間が長い場合、この期間に何をやっていたのかは見ますね。趣味の部分も見ますし、休日はどのように過ごしているのかも聞きます。

タクシードライバーの仕事はサービス業なのでストレスを抱えたりとか、隔日勤務の場合は明け休みの過ごし方が重要になってくるため、自分の趣味を持っているとそこで休日を充実して過ごせます。

ところが趣味がなく休日は何もやらず、ずっと寝ている様な方は自己管理が出来ていないことが多いと思っていて、趣味じゃなくても例えば副業とかでも良いと思いますし、時間を有効に使えているか見ますね。

ー履歴書の字が綺麗か汚いかは採用に影響しますか？

村木教授ー影響しませんが一生懸命書いてくれたかどうか、人に見てもらうようにちゃんと時間をかけて書いてくれたかは見ます。

■タクシードライバーで活かせる資格

ー有るとポイントになる資格等はありますか？

村木教授ーヘルパーの資格や英会話の資格などはタクシーの仕事で活かせるので、取得していると良いですね。

■気を付けたい面接時のマナー

ー面接時に気を付けてほしいマナーはありますか？

村木教授ー基本的には会話のキャッチボールがちゃんと出来るかどうかですね。質問に対して全く違う返答を返してくる人は、実際に乗車中のお客様とうまくコミュニケーションが取れないんじゃないかと考えてしまいますね。あと、言葉使いなども重要なポイントですね。

過去に自分が頑張ったこと、成功体験なども聞きますね。それを聞くと自分で目標の設定が出来る人なのか出来ない人なのかが判断できます。

どういうことかと言うと、例えば30万円稼ぐ為には月間で大体60万円の売上を上げないといけません。そうなると月間の拘束時間が240時間、1乗務20時間なので1日の売上を5万円くらいやらないと月間60万円の売上には届かないと考えられます。

1乗務20時間の中で休憩時間もあれば、人の流れなどもあるので時間単価で2500円くらい売上ないといけません。2500円を売り上げるためには、乗車回数だと2～3回乗車させないといけないという自分の中の雑駁としたイメージではなく、細かく落とし込んだ目標を立てることができます。

それだと2回乗車させれば良いと思うのか2回も無理でしょと思うのか、弊社では達成できている乗務員がいる事例を話して自分の中でそこまで頑張れるのか、目標を持てる方なのかを確認してます。

ータクシードライバーを選択した理由は聞きますか？

村木教授ー聞きます。きっかけは何でも良いと思ってます。転職活動というのが根本にある中で給料は別としても前職よりもいい会社だな、タクシードライバーを選んで良かったなと思ってもらいたいので、しっかりとタクシーの仕事のメリット、デメリットを説明して後悔しないようにしてもらうように心がけています。

■不採用になる理由はなにが多い？

ー不採用になるケースは？

村木教授ー１番は言葉使いや面接態度が悪いケースですね。重要度は高くないですが清潔さもあります。
金銭面の問題もあって、生活水準で最低限これくらいないといけない金額を確認し、現実的に高額すぎると厳しいです。

ー持病などはどうですか？

村木教授ー今の時期は特に糖尿値に関して、コロナに感染しちゃうと重症になるリスクが高いので厳しく見ますね。血圧などに関しては薬を服用しているかは確認しますが、自分でちゃんと定期的に通院していれば問題ないです。

ー面接から結果の合否はどのくらいですか？

村木教授ー比較的早いですが健康診断の結果が出ないと最終的な合否が出せないので、1週間前後になると思います。

■面接から入社までの流れ

ー面接から入社までの流れは？

村木教授ー面接して内定が決まったら健康診断を受けてもらいます。結果に問題が無ければ研修所、教習所に行き社内研修をして、最後に同乗指導をしたら独り立ちでタクシードライバーとしてデビューしその後、約3か月間は試雇期間として売上、事故、苦情の有無、勤怠すべてを精査して正社員になるという流れになります。

ー電話、出張、web面接は行っていますか？

村木教授ー行っていませんがweb面接は取り入れても良いと思っています。

ー面接に臨む際に心掛けた方が良いことは？

村木教授ー自分を出した方が良いと思います。面接官はすべてを知って判断したいと思っているので素を隠さずに望むこと。その方が入社した後はより会社に馴染みやすくなると思います。