外国人がタクシー運転手へ

ーなぜタクシー運転手になろうと思ったのですか？

ハッタ教授ー

元々話すことが好きで、お客様と話す仕事がしたかったのと外の景色を見るのに興味がありましてタクシー運転手なりたいと思いました。

あと、日本語を上達させたいというのもあって、お客様と話せるタクシー運転手になろうと思いました。

外国人の試験対策

ー外国人で学科試験や地理試験など大変だと思うのですが、辞めようと思ったことはありましたか？

ハッタ教授ー

大変だと感じた事はかなり多くありました。

家庭もあって少しでも稼ぎがほしかったので、朝は試験で夜はバイトという生活をしていて、寝る時間が1日1時間しかない時もありましたね。

あと、勉強の仕方が分からなくて応用問題に苦戦しました。

道や建物名だけ覚えても、「道路Aと道路Bが交わる道路はどこ？」といった応用問題が全く解けませんでした。

道路Aと道路Bが重なっているのは道路Cといった覚え方をすることで、場所だけではなく周り全体として覚えることがでたので、応用問題にも対応することができるようになりましたね。

このような覚え方で勉強した結果、2回目で地理試験に合格することができました。

外国人の研修対策

ー外国籍の方で研修は大変だったと思います。大変だった事や対策などがあれば教えてください。

ハッタ教授ー

大変だったことは、漢字が分からなかったことですね。

当時の試験は、漢字にふりがながなかったので読めない字もありました。

分からない事についての対策ですが、先生に聞くだけでは覚えられない場合があったので、同じ研修生に何度も聞くといいですね。

分からない事は恥ずかしいことではないので、分かるふりだけはしないで何でも聞いて覚えるといいと思います。

実際にタクシーに乗った研修では、初めて乗せたお客様にはすごく緊張して大変でした。

目の前のことに集中し余計なことは事を考えないで運転することで緊張がだいぶほぐれました。

外国籍運転手の大変だったエピソード

ー外国籍のドライバーとして大変だったエピソードはありますか？

ハッタ教授ー

お客様から「外国人なのか、道分かるの？」と言われて降りられたエピソードがありました。

その他には、日本語よりも英語のほうが緊張して大変でしたね。

英語には丁寧語もありますし、私自身外国人なのでよく話しかけられました。

逆に、外国人のお客様から英語を教わる事もありましたね。

外国籍運転手のメリット

ー自分が外国籍ドライバーとして良かった点・メリットはありますか？

ハッタ教授ー

お客さんが優しい事ですかね。

頑張って日本語を喋ろうとしているので、そんな姿をみて応援してくれます。

また、国際的なスポーツ大会等の送迎の仕事など重要なポジションは日本人ではなかなかできない事もあるので、そんな仕事を任せられるのもメリットですね。

逆にデメリットもあって、お客様は運転手が日本人でも外国人でも同じお金を払っているので、早く行ってほしいと言われますし道を間違ったら当然怒る方もいます。

それを克服することが大事で人より何倍も努力することが大事ですね。

外国籍の方へアドバイス

ー外国籍の方がタクシー業界に入る時にアドバイスがあれば教えてください

ハッタ教授ー

嫌なことがあっても自分なりにモチベーションを変えてやりたい事をした方がいいですね。

外国籍なので、お客様から怒られることが多いかもしれませんが、切り替えられることが大事ですね。

タクシー運転手はモチベーションが大事ですからね。